ウェディングブーケを探していると、生花だけでなく「アーティフィシャルフラワー(造花)」のブーケも目にすることがあると思います。
私は2020年よりアーティフィシャルフラワーを専門に制作活動をしています。
ウェディングブーケをはじめ、リースやスワッグなど、これまでたくさんのお花を制作してきました。
その中でもウェディングブーケについてご相談をいただく機会が多く、
「造花ってどうなんですか?」
「生花とどちらがいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。 今回は、その質問に実際私がどうお答えしているか、また造花のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
【メリット・デメリット一覧】
【メリット】
・前撮り・後撮り・結婚式当日まで同じブーケを使えること
・季節を問わず好きなお花を選べること
・気候に左右されにくいこと
・結婚式後も思い出として残せること
【デメリット】
・生花ならではの香りや生命感があること
・近くで見ると造花とわかること
・保管場所が必要なこと
前撮り・後撮り・結婚式当日まで同じものを使える
アーティフィシャルフラワーはお花の状態が変わりにくいため、前撮り・後撮り・挙式・披露宴と同じブーケを使うことができます。
実際に、和装の前撮りと洋装の結婚式で同じブーケを使われる方もいらっしゃいます。
装いが変わるだけでブーケの雰囲気も大きく変わるため、同じブーケでも違った魅力を楽しむことができます。
特に白いブーケは和装にも洋装にも合わせやすく、どんなドレスにも馴染みやすいため人気があります。

季節を問わず好きなお花を選べる
アーティフィシャルフラワーは季節に左右されません。
芍薬や紫陽花など、本来は季節のあるお花も一年を通して取り入れることができます。
また、最近人気のアマランサスなど、生花では仕入れが難しいお花も在庫があれば取り入れられる場合があります。
以前、
「冬にひまわりのブーケを持ちたいのですが、ウェディングプランナーさんから季節ではないのでやめた方がいいのではと言われました」
というご相談をいただいたことがありました。
その際、私は
「ぜひ持ってください」
とお答えしました。
もちろん会場装花や高砂装花を生花で揃える場合は、季節の関係でひまわりを用意するのが難しいこともあります。
その場合は黄色いお花などで雰囲気を合わせる工夫が必要かもしれません。
ですが、ブーケであればアーティフィシャルフラワーという選択肢があります。
季節が違っても、冬に咲く幻想的なひまわりなど、ストーリーはいくらでも考えることができるので(笑)、私は花嫁さまの「好き」という気持ちを大切にしてほしいと思っています。
季節感を大切にする考え方も素敵ですが、それと同じくらい、自分の好きなお花を持つことも大切ではないでしょうか。
結婚式は人生で一度きりの特別な日です。 だからこそ、私は花嫁さまご自身が心から好きだと思えるお花を選んでいただきたいと思っています。


気候に左右されにくい
近年は真夏の暑さが厳しい日も増えています。
生花の場合は気温や湿度によってお花の状態が変化することがありますが、アーティフィシャルフラワーはそうした影響を受けにくいのが特徴です。
屋外での前撮りや移動が多い日でも、お花の状態を過度に気にせずに済む安心感があります。
結婚式後も思い出として残せる
結婚式後もそのまま飾ることができます。
また、ブーケは花瓶がなくてもそのまま飾ることができるため、気軽にインテリアとして楽しめるのも魅力です。
結婚式後も長く楽しんでいただけることは、アーティフィシャルフラワーならではの良さだと思っています。
生花ならではの香りや生命感がある
アーティフィシャルフラワーにはお花の香りはありません。
また、生花には花びらの柔らかさや、風に揺れる自然な動きなど、生きたお花ならではの魅力があります。
言葉にするのは少し難しいのですが、その生命感に惹かれる方も多いと思います。
そういった部分に魅力を感じる方は、生花を選ばれるのも素敵だと思います。
近くで見ると造花とわかる
お客様から
「造花だけど生花に見えますか?」
とご質問いただくことがあります。
その際は、
「近くで見ると造花とわかります」
とお伝えしています。
生花とまったく同じではありません。
ただ、近年のアーティフィシャルフラワーはとても品質が高くなっています。
フルールドシトロンでは、生花のような軽やかさや自然な雰囲気を意識して制作しています。
そのため、生花とまったく同じではないものの、
「近くで見たら造花っぽかった」
というご感想をいただいたことは、これまで一度もありません。
アーティフィシャルフラワーを初めて検討される方にも、安心してお選びいただけたら嬉しく思います。

保管場所が必要
思い出として残せる反面、保管場所は必要になります。
長く楽しめることがメリットでもあり、人によってはデメリットになる部分かもしれません。
最後に
私はアーティフィシャルフラワーのブーケを制作していますが、生花にも生花ならではの魅力があると思っています。
大切なのは、どちらが優れているかではなく、お二人に合った選択ができることです。
アーティフィシャルフラワーには、前撮りから結婚式当日まで同じブーケを使えること、季節を問わず好きなお花を選べること、そして結婚式後も思い出として残せることなど、たくさんの魅力があります。
一方で、生花ならではの香りや生命感に魅力を感じる方もいらっしゃいます。
だからこそ、「どちらが正解か」ではなく、ご自身に合った選択をしていただけたら嬉しく思います。
この記事がブーケ選びの参考になれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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